
久しぶりにガルリアッシュへ。
冨岡奈津江展 「陶のいきもの ~Time files~」が本日からスタートしていました。
会場に足を踏み入れると、なんと白い砂利が。
そこにいきなりカブトガニがいるこの光景。まずお目にかかることはないであろうお題です。
しかも、奥にひっくりかえった脚だけが。
ぱっと見、リアルだなあと思ってたのですが、よくみると違う。
面の張り出し方が違うのだけど、牡蠣の殻のようなディテールがなんとなくそれっぽい感じに見せている。
逆にひっくりかえった脚はテカテカとしてリアル。昆虫の脚のようでこれはちと怖い。
さて奥にはボリュームのあるのがもう一体、鎮座しておりました。

キリンなのだけども首を後ろに向けている。このポーズがじんわりと非凡だなあと響いてくるんですよね。
あと、目の表情の柔らかい感じもよいです。
こういう大きさのものを焼き物でやれるというのがすごいなあと思って在廊されていた冨岡さんに聞いてみたところ、分割されているとのこと。
これはぱっと見ではわかりませんでした。
表面の◎の凸凹した処理が気になって尋ねてみたところ、釉薬の出方を考えてこうしているのだそう。
壁に掛かっていた陶板が半立体で動物の顔になっているのが3点あったのですが、この凸凹がどことなくデジタルなドット的にも見えて若冲の升目書きがふと頭をよぎりました。
13点見応えのある内容でした。
冨岡さんの作品を初めて見たのはこの7月に開催されたペコちゃん展でのこと。

陶のペコちゃんなのだけどちゃんとキャラクターにのまれることなく冨岡さん自身の作品として成立してるなあと深く記憶してたのです。
髪のギザギザしたように造形した解釈が面白いなあと。
そして今回、ようやく冨岡さん本来の作品を鑑賞出来てよかったです。
11/14まで。
<会期>
2015.10.25(Sun)~11.14(Sat)
<開廊時間>
12:00~19:00
最終日は17:00まで
<休廊日>
月曜日(休日の場合は翌日)10.26(Mon) 11.2(Mon) 11.9(Mon)
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