というわけで今年もこの季節がやってきました。
こうやってセレクトしていくと見たときに自分の心がどう動かされたかを思い出します。
1.酒井抱一と江戸琳派の全貌(千葉市美術館)
3回通いましたがまだ足りない。圧倒的な質と量。お弟子さんも含めて千葉市美2フロアは濃密。
分厚い図録は重かったけどまず持って帰ってきて中を見たかった。
2.五百羅漢(江戸東京博物館)
震災で延期されるもちゃんと当初と同じくらいの期間で開催されたことが何よりもうれしい。
江戸東京博物館の中とか思えぬ、展示空間がすばらしい。
これまでになかった作品まで近接した位置で見られる特殊なケースの開発。
見せるための努力、他も見習って欲しいものです。
3.パウル・クレー おわらないアトリエ(東京国立近代美術館)
線と色彩の響き方に魅了される。
クレーの手法の追求に呼応したのか、会場の導線はチャレンジしてました。
4.生誕100年岡本太郎展(東京国立近代美術館)
‰岡本太郎はこんなにも全方位で活動してたんだなあと実感。
絵画、彫刻。ここまではありそうですが、やはり万博での太陽の塔は登場よくやってしまったなあと。
いまでこそ見慣れた風景ですが最初、あれで行こうという意志と決断はお見事。
5.カンディンスキーと青騎士(三菱一号館美術館)
バランスがおかしな絵画がなんともよかった。あと、カンディンスキーについてまるで知らなかったので知識のない状態で見られたのはよかったなあと。
6.ザ・ベスト・オブ・山種コレクション(山種美術館)
日本画のストックの質たるや半端ないのは普段の展示から感じていましたが、さすがです!
かなり念入りに味わうかのように鑑賞してきました。
全作品が入れ替えとなる後期展示も注目です。
7.青木世一 AOKIT 展 −箱の中の名画たち(栃木県立美術館)
工作と美術が交わる場所。作品数は決して多くないものの、やはり唯一絶対のスタイルを提示していることがすばらしい。
そして何より見てて楽しい。
記念写真キットを生徒たちが修学旅行に行けなかったということで制作されたというのは青木さんの人柄が出ていますよね。
8.櫃田伸也展−通り過ぎた風景−(損保ジャパン東郷青児美術館)
抽象で苦手なほうかなあと思ってたのですが、とても楽しめました。
9.イケムラレイコ うつりゆくもの(国立近代美術館)
あの空間はどきりとする。床に寝そべるテラコッタの少女たち。
壁にぼんやりと浮かぶ少女の姿。
やはり美術館での大舞台となると平面だけでなく、立体があるほうが強いのか?
最近、ちょっと気にしてるテーマ。
10.村上隆『黒田清輝へのオマージュ。「智・感・情」』(カイカイキキギャラリー)
過去の名画を現代の絵師による絵柄で絵画として大人数で製作したらどうなるだろう?
これは他でも出来そうかと思いきや、村上隆が指揮をとり、スタッフを動かす工房としてでなくては難しいのかな。
いつか黒田清輝のオリジナルと並べて見てみたい。
といった感じです。
来年もまたたくさん見て書きたいと思います。
こうやってセレクトしていくと見たときに自分の心がどう動かされたかを思い出します。
1.酒井抱一と江戸琳派の全貌(千葉市美術館)
3回通いましたがまだ足りない。圧倒的な質と量。お弟子さんも含めて千葉市美2フロアは濃密。
分厚い図録は重かったけどまず持って帰ってきて中を見たかった。
2.五百羅漢(江戸東京博物館)
震災で延期されるもちゃんと当初と同じくらいの期間で開催されたことが何よりもうれしい。
江戸東京博物館の中とか思えぬ、展示空間がすばらしい。
これまでになかった作品まで近接した位置で見られる特殊なケースの開発。
見せるための努力、他も見習って欲しいものです。
3.パウル・クレー おわらないアトリエ(東京国立近代美術館)
線と色彩の響き方に魅了される。
クレーの手法の追求に呼応したのか、会場の導線はチャレンジしてました。
4.生誕100年岡本太郎展(東京国立近代美術館)
‰岡本太郎はこんなにも全方位で活動してたんだなあと実感。
絵画、彫刻。ここまではありそうですが、やはり万博での太陽の塔は登場よくやってしまったなあと。
いまでこそ見慣れた風景ですが最初、あれで行こうという意志と決断はお見事。
5.カンディンスキーと青騎士(三菱一号館美術館)
バランスがおかしな絵画がなんともよかった。あと、カンディンスキーについてまるで知らなかったので知識のない状態で見られたのはよかったなあと。
6.ザ・ベスト・オブ・山種コレクション(山種美術館)
日本画のストックの質たるや半端ないのは普段の展示から感じていましたが、さすがです!
かなり念入りに味わうかのように鑑賞してきました。
全作品が入れ替えとなる後期展示も注目です。
7.青木世一 AOKIT 展 −箱の中の名画たち(栃木県立美術館)
工作と美術が交わる場所。作品数は決して多くないものの、やはり唯一絶対のスタイルを提示していることがすばらしい。
そして何より見てて楽しい。
記念写真キットを生徒たちが修学旅行に行けなかったということで制作されたというのは青木さんの人柄が出ていますよね。
8.櫃田伸也展−通り過ぎた風景−(損保ジャパン東郷青児美術館)
抽象で苦手なほうかなあと思ってたのですが、とても楽しめました。
9.イケムラレイコ うつりゆくもの(国立近代美術館)
あの空間はどきりとする。床に寝そべるテラコッタの少女たち。
壁にぼんやりと浮かぶ少女の姿。
やはり美術館での大舞台となると平面だけでなく、立体があるほうが強いのか?
最近、ちょっと気にしてるテーマ。
10.村上隆『黒田清輝へのオマージュ。「智・感・情」』(カイカイキキギャラリー)
過去の名画を現代の絵師による絵柄で絵画として大人数で製作したらどうなるだろう?
これは他でも出来そうかと思いきや、村上隆が指揮をとり、スタッフを動かす工房としてでなくては難しいのかな。
いつか黒田清輝のオリジナルと並べて見てみたい。
といった感じです。
来年もまたたくさん見て書きたいと思います。