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あざみ野コンテンポラリーvol.2 Viewpoints いま「描く」ということ(横浜市民ギャラリーあざみ野)

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久しぶりに横浜市民ギャラリーあざみ野へ行ってきました。

あざみ野コンテンポラリーvol.2 Viewpoints いま「描く」ということ

淺井裕介、椛田ちひろ、桑久保徹、吉田夏奈の4名による展示。

まず声を大にして言いたいこと!

この展示は入場無料です!それにしてはかなり力の入った内容でほんと恐れ入ります。

今回はPRESSの腕章をつけて写真を撮りました。

会場は1階と2階。まずは1階から。


受付でこのパンフレットを頂けます。もちろんこちらも無料です!

各作家さん毎に4ページづつ紹介されていて立派なもの。

こういうのって気分がアガりますよね〜。

まずは淺井裕介さんの作品から。


色味と質感が面白いなあと。

マスキングテープの多用がそう感じさせるのかなあと思ってた。


ところがいろいろな素材を持ってきてる。

ちっちゃい陶器、穀物の殻(?)なども用いて、互いをうまく響かせてく。

何気にバランス感覚がいい作家さんなのだなあと納得。


そして次の部屋には何やら異様な光景が。。。

椛田ちひろさんの作品は部屋の周囲をぐるっと取り囲む謎の楕円。


印刷かと思ったら違う。

なんとボールペンで描いてる!

極小な点というイメージのボールペンからこれほど広大な塗りつぶしを見せられるという行為にくらくらとしてしまいます。

ですが、ぱっと見のイメージはロスコルーム的な妙な感じ(もちろんぜんぜん質は異なるのですが)だなあと思いました。

前述のパンフには他の作品も掲載されていて、いつか見てみたいなと思いました。

続いては2階へ。



吉田夏奈さんの作品。

小豆島に滞在して製作をされているのだそう。

なるほど島を描いた平面をバックにこれを凝縮立体化したモデルが会場にいくつも並ぶ。


この手前の海と思しき青のイメージ。

空想で造るものではなく実景がそこにあり、いかに消化して形にとどめるか。

対象に対して愛がなければ出来ない制作スタイルだと思いました。



そしてラストは桑久保徹さんの油彩。

絵の具の盛り加減と不穏なイメージを奏でる感じがなんとも妖しい輝きを放っています。


奥にはアトリエを再現したスペースも。

作品だけではなく環境というか周辺が見られるというのは楽しいですね。

ここは居心地よくて長居出来る空間ですね。


そして、オープニングにもお邪魔してきましたよ。

こんな感じで素敵でしょ?

造りもさることながら出てくる料理の美味しいこと!

大満足で会場を後にしました。

今回のような現代美術のしっかりとした展示をこういう「市民ギャラリー」と冠するスペースで見ると、やっぱりあざみ野ってすごいなあと思います。

ほんとこの調子でずっと続けて欲しいです。

2/26まで。

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