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Channel: あお!ひー
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FOUR2018 出品作品解説

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今週、月曜からスタートした「FOUR 2018」も残すところあと2日。

直接、お話して説明出来るとよいのですが、それはなかなか難しいところ。

というわけで今回も作品解説を載せておきますね。

会場の導線がなんとなく反時計回りなので向かって右にある作品から。



「召喚」

今年1月のNEW YEAR SELECTIONの来場者投票で第2位となりました。

なにが写っているのかというと、実はLED埋め込みの噴水。

吹き出す水にLEDの光源があたってこんな像面になります。

手前の紫のを女性と見る方が多いですね。



「面妖」

今年撮ったばかりの最新作。

川面に映り込む周囲の景色。

ただし、この川は海に近くてその影響で時間によっては川面が波立つのです。

そうした中で目を凝らすとこんな線と面が出てくることがあります。

景色が一瞬立ち現われてそしてすぐに消えてく。

普段気付かずに通りすぎている風景なのです。



「有頂天」

こちらは昨年の夏に撮ったもの。

同じく川面なのですがブルーが画面を占める割合が多いのでだいぶ印象が違うかとおもいます。

黒い影が拳を前に突き出した人物みたいに見えるなあと。

タイトルは某バンド名から。

あと、この言葉の響きがなんか好きで。



「波濤」

これも今年の最新作。

ストレートなタイトルで一番わかりやすいかなあと。

「面妖」「有頂天」が強力なのでそれを打ち消すような静かなトーンが要るなあと思い選んでみました。

なんとなくこの3点については三幅対みたいなまとまりで。



「小法師」

駅の売店に並ぶペットボトルのお茶たち。

お行儀よく居並ぶ姿がかわいらしい。

わたしの喉を潤すためにそこで待っててくれるのだ。

ひとつひとつがお地蔵さんみたくみえて、なんとなくこんなタイトルに。

トーンはNIJIMASSの時に近いかな。



というようなところ。

「面妖」「有頂天」「波濤」の3点は大全紙のラムダプリント。

ここまでの大きさのプリントを出すのは久々のこと。

過去に3331アンデパンダンに出して以来。

今回はギミックの効いた仕掛けは無し。

作品の像面自体を見せたいと思ってこのような構成にしました。

展示は明日6/17までやっています。

なお、最終日は17時までとなっております。

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