「さかざきちはる おしごと展」を見に市川市の芳澤ガーデンギャラリーに行ってきました。
2012年に開催されたさかざきちはるの世界展 チーバくんとなかまたち以来、5年ぶりとなる展示です。
早いな〜、もうあれから5年も経とうとは。
前回と同様に今回も写真撮影がOKとのことで嬉しくてたくさん撮ってきました。
会場に足を踏み入れるとあれ?なんか以前にも見たような展示スタイルが。
2015年に開催された、さかざきちはる展(東京藝術大学 美術学部 総合工房棟3階)の展示構成を引き継いでました。
書籍として出版された「ペンギンダイアリー」10年分のイラストをシルクスクリーンにしたもの。
前回の芸大での展示よりもさらに選りすぐった構成でした。
なおペンギン関連のものは壁面にも展示がありましたよ。こちらは「ペンギンブック」からのイラスト。
今回、初めて見るシリーズ。坂崎さんの飼い猫てんちゃんをはじめとする白黒の猫達。
白黒さんいらっしゃい(http://www.shirokurosan.com/)というページがあり、送ってもらった白黒猫の画像からセレクトして坂崎さんがイラストにするというもの。
ペンギンもそうですが、やはり白黒大好きですね、坂崎さんは。
会場に入ってすぐに監視員の方とお話ししてたら勧められてやってしまいました。
なんと日本の47都道府県を千葉県=チーバくん以外でもやってしまおうというパズル。その名も「チーバくんと46人のなかまたち」。
実際にやってみたら思ってたよりも難しくて結構かかってしまいました(汗)
他にもチーバくんのコーナーは大充実。グッズはもちろんのこと、チーバくんのこうなってたかものデザイン案も。
一旦会場を出るとチーバくんの年表が!そのまま奥にも展示が続いていました。
坂崎さんが大学を出られて就職された先でステーショナリーのデザインをやられていた頃の絵画が展示されていました。
鉛筆と水彩。
かなり写実なんだけどもよくよく見るとエビの目だけちょっと可愛かったり。
そして同じ部屋のもう半分にはSuicaペンギンカレンダーの原画が。
グッズのために描かれたものですが郷土色豊かで良いのですよ。
とまあ見所たくさんなのです。
会場にはこんなものも。
実はこれ、道路工事などの現場で見かける鉄パイプの柵の台なのです。頭とお腹にちゃんと穴があいてたりします。
ディスプレイとしてちょうどいい大きさ。
他にもカクカクシカジカのイラストを白いタートルに印刷した展示、動画の「宇宙ネコ マードックの冒険」なども。
この日はトークショーがあって拝聴してきました。こちらは動画と録音はNGですが、周りに気を配っての写真撮影ならOKとの前説がありました。
坂崎千春ギャラリートーク
「空間設計のこと」with 橋本和幸(東京藝術大学美術学部デザイン科教授)
橋本さんは今回の会場の展示構成を担当されていてなんと坂崎さんと藝大時代の同級生だそう。
まだ緊張感はありつつも坂崎さんは少しこういうトークに慣れてきたのかなあと思いました。もちろん旧知の橋本さんが横にいるという安心感があったかとは思うのですが。
いろいろな展示にまつわる裏話が楽しくて、あっという間の40分でした。
スクリーンに投影された画像の中には坂崎さんの飼って動物たちも出てきて、うさぎのビンゴ先生!
これ、トークショーの中で出てきた坂崎さん愛用の三菱ユニ。高級な鉛筆でもなく、ハイユニでもなく単なるユニ。
いいですよね。やはり描く人の力によるのだなあと強く感じました。
続いてサイン会はも参加してきましたよ。久々で嬉しい〜。
なんと坂崎さんはもちろんチーバくんもサインしてくれるとのこと!
さて、サイン会に参加するには坂崎さんの書籍を購入しなくてはなりません。
迷子の星座たち坂崎千春祥伝社ということでまだ入手していなかった「迷子の星座たち」にしました。
サインと一緒に書いてもらうイラストはペンギンくんかチーバくんのどちらかを整理番号の用紙で選択するようになってて最初ペンギンくんに○をつけてたのです。
でもチーバくんがサインするとのことで坂崎さんに直接、「やっぱりせっかくなのでチーバくんにしてください!」とお願いしちゃいました。
ということで右が坂崎さんのサイン、左がチーバくんのサイン!!
ちゃんとチーバくんが自身を描いてあるのにびっくりですよー!
そしてこちらが今回の戦利品!
シルクスクリーンの版画は4種類あったのですが、坂崎さんの飼い猫てんちゃんに。
シンプルな線なのだけどもちゃんと絵として良いなあと思ってこちらにしました。
さて、近々に飾らなくては〜。
9月24日(日)まで。9:30~16:30(入館16:00まで)
休館日/月曜日/7月18日/9月19日
※7月17日月・祝/9月18日月・祝は開館